中学受験             塾ソムリエ                             西村則康

16

3月

2009

日能研小5春期講習の前に

 あと1週間で春期講習が始まりますね。日々の学習に追いまくられ一息つかせたいと思っても、春休みは春期講習で息つく暇も無いな、とお母さんが感じられていたら、要注意です。お母さんがそう感じられたことが問題なのではなくて、お子さんのその状態が問題なのです。
  1週間の学習スケジュールの見直しを是非お願いします。
まず、授業の復習・宿題・カリテの復習などを各教科毎に書き出す事から始めてください。出来るだけ無駄を省くように心がけてください。だって、この時期に精一杯になっていると、あと2年近くこの状態を続ける事が出来るはずが無いですよね。
  もう一つは、お子さんの気持ちのメンテナンスです。もし、成績が伸び悩んでいるとしても、責め立てるよりも前に、お子さんの努力をねぎらってあげるようにお願いします。気持ちがいっぱいいっぱいなのかもしれません。「2月の授業が始まって1ヶ月半よく頑張ってきたわね。」ここから話を始めてください。そして、「もう少しカリテの点数を上げるにはどうしたら良いと思う?」というように穏やかに話を続けてください。
  お子さんのいっぱいいっぱいの状態が、物理的な時間がいっぱいいっぱいなのか、気持ちがいっぱいいっぱいなのかを見極めてあげてくださいね。
  
  ノートの字が急に乱雑になっていないか、カリテに残った計算が乱雑になっていないかも見てあげてください。
  急に字が乱雑になっていれば、焦って勉強をしている証拠です。追いまくられていると感じているかもしれません。

  ある、お子さんの話を書いてみようと思います。一昨年ご相談を受けた方です。
日能研のある校舎の小5生。Mクラスでした。この時期のカリテは算数がだいたい110点ぐらい。共通問題は9割程度は取れるのですが、発展問題が良くて半分、普段は3割程度の正答でした。もっと点数を上げたいというご相談でした。
 それまでの算数の家庭学習は、本科テキストと栄冠テキストの問題を一度全部解いた後、カリテの前に本科テキストの問題を再度解き直すようにお父様から言われて、それを忠実に守っていました。非常に真面目で素直なお子さんでした。
  カリテの問題用紙に残った計算の後と、授業ノート、宿題ノート、家庭用解き直しノートを見せてもらったところ、解き直しノートの字が3月に入って急に乱雑になっていました。
  そこでお願いしたのが、解き直す問題の取捨選択です。本科テキストを一回目に解くときには横についてもらって、どのタイプの問題に手こずっているのかを見ておいてもらって、その類題を栄冠テキストからピックアップしてもらいました。それだけを繰り返すようにしてもらったわけです。
  その結果、春休み前のカリテは140点がはじめてとれました。
 実は、計算中心の単元ですから、スケージュールの見直しが一番やりやすい時期なのです。

 

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